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島根県の二十世紀梨

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秋の味覚にはいろんな食材があると思いますが、その一つに梨を挙げることができるでしょう。
リンゴと同じ形をしていますが、リンゴよりもジューシーであるため、リンゴよりも好きだという人も多いと思います。
その梨で一番市場に出回っている品名は赤梨の「幸水」と「豊水」です。
品名に水がついているように、梨が本当にジューシーであることが分かるでしょう。
でも、「梨の品名といえば二十世紀梨」という人は多いと思います。
この二十世紀梨というのは、1888年に千葉県松戸市で少年が発見して、1898年(つまり十九世紀)に名づけられたそうです。
つまり、現在の農産物のように人工的に改良を加えた品種ではなく、自然によって作り出された品種だといえるでしょう。
円形で形が良く、ジューシーで甘みも深いため「二十世紀の王座を成す梨」ということで二十世紀梨というネーミングになったのです(参考URL:http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C6%F3%BD%BD%C0%A4%B5%AA%CD%FC)。
あらゆるフルーツがあり、それぞれの品種にいろんなネーミングが名づけられていますが、これほどスケールの大きい名前も珍しいでしょう。
でも、そのスケールに負けないほど人気のあった梨で幸水が市場に出回るまで日本で一番生産された梨だったのです。
そのため、今でも「梨といえば二十世紀梨」という人も多いのです。
ちなみに、2001年に二十一世紀になったとき、「二十世紀梨はどうなるんだ?」というジョークにも似た話しをよく耳にしました。
その二十世紀梨の生産量日本一にあるのが島根県です。
日本で生産されている梨のなかで二十世紀梨が占める割合は15%くらいですが、その二十世紀梨の約半分が島根県で生産され続けているのです。
そのため、「二十世紀梨は島根県だ」とイメージをしている人も多いでしょう。
もともと二十世紀梨の生産が減ったのは人気が低迷したのではなく、他の梨よりも生産が難しいことが要因とも聞いたことがあります。
その栽培しにくい二十世紀梨を育て続けている島根県の農家の二十世紀梨に対する愛情は本物と言えるでしょう。
そして、島根県の酒造メーカーのなかには、その梨を原料にしてワインの製造も行っているのです。
「梨のワインは白?赤?」と疑問に思う人もいるかもしれませんが、赤ワインでも白ワインでもなくスパーリングワインなのです。
島根県では秋になると他県から多くの人々が梨狩りしにきて、その帰りぎなそのスパークリングワインを堪能することが多いでしょう。
このように秋になったら、ぜひ島根県産の二十世紀梨やそれを原料にしてつくられたスパークリングワインなどを秋の贈り物でプレゼントしてみてはいかがでしょう。
二十世紀梨はジューシーであるため、歯の弱いお年寄りでも食べれると人気です。
また、梨が嫌いだという人に出会ったことがないので、お子様のいる家庭からお年寄りのいる家庭、誰にプレゼントしても喜ばれるでしょう。
ただ、お子様のお祝いにはスパークリングワインは不釣合いなのでやめたほうがいいでしょう。


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